ダニ被害は梅雨時期に注意が必要

痕が残るダニ刺されや一生背負いこむ場合もあるアレルギー性ぜんそくや皮膚炎を起こす原因となる厄介なダニ。
特に梅雨時期や繁殖した死骸が残る秋は注意が必要です。

ここではダニの繁殖条件や特に注意が必要な季節の対策方法についてご紹介していきます。

ダニの繁殖条件や注意が必要な季節

ダニは生物学的分類では、クモの親戚です。
ただし、クモや昆虫は、頭、胸、腹が分かれている(クモの頭と胸は一緒)のに対し、ダニは部位ごとに分かれておらず、ひとつしかありません。

ダニの体長は100~1000マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)、幅50~200マイクロメートルです。人間の肉眼で見える大きさは100マイクロメートルまでだといわれているため、家の中にダニがいても、見つけることはほとんどできません。

ダニは次のような条件で繁殖します。

ダニの繁殖条件

  • 温度…20~30度
  • 湿度…60%以上
  • 栄養源…カビ、他のダニ、人のフケ、食べ物など
  • 繁殖期…6~10月。6~7月に増殖が始まり、8月にピークを迎える

最も注意が必要な季節はジメジメした梅雨時期

梅雨の季節がやってくると、気になるのがダニによる虫刺され。ひと口に「ダニ」と言ってもその種類はかなり多いのですが、私たちの体に健康被害をもたらす身近なダニとしては、イエダニ、ツメダニ、ヒョウダニなどが知られています。

これらは室内に生息するタイプのダニで、気温が20~30℃、湿度が60~80%程度の高温多湿の環境を好みます。気温が上がり、雨が降り続くこれからの季節、室内のダニが繁殖しやすくなり、ダニ刺されの被害にあいやすくなるというわけです。
室内のダニが蚊やほかの虫と異なるのは、その姿が肉眼では見つけにくいという点です。

体長は0.3mm~1.0mm前後と小さく、ものに隠れる性質があるため、じゅうたんやたたみ、寝具やソファー、ぬいぐるみやクッションの裏などは、ダニのすみかと考えて間違いありません。

さらに、庭や草むら、公園といった身近な屋外にもダニは生息しています。なかでも最近、マダニと呼ばれる種類のダニに関しては、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)と呼ばれる感染症を媒介するケースもあるとして、非常に危険視されています。

梅雨時期のダニ対策

特に5月は布団を干せない天気が続くこともしばしば。湿気が多くなるためダニ捕りシートなどが欠かせません。

そしてダニ刺されを予防する上で大切なのは、まずは室内のダニを繁殖させないことです。晴れた日を見計らって換気を行い、エアコンの除湿機能や除湿機を上手に使いましょう。

ヒョウダニなどは床に落ちているフケ、はがれた皮膚、食べこぼしをエサとするため、室内の掃除はこまめに行って下さい。寝具類は可能であれば丸洗いが理想的ですが、難しい場合は定期的に掃除機をかけることで、表面のダニを減らせます。ソファーもふだんから掃除機をかけ、クッションカバーやぬいぐるみは丸洗いが可能なら洗濯機で洗い、それ以外は手洗いをして清潔を保ちましょうします。

秋はダニアレルゲン(糞や死骸)が増える時期

じゃあ比較的空気が乾燥した秋以降は安心と思うかもしれませんが、これまた注意をする必要があります。

  • ダニ増殖は減るが死骸や糞のピークは9~10月頃になる
  • 刺されることは少なくなるが死骸や糞からもアレルギー性の病気になる

いわゆるダニのアレルギーの原因物質(アレルゲン)は、チリダニ科のコナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)・ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptero-nyssinus)などのダニや死骸、死骸片、糞などです。
ダニアレルギーの原因は、生きているダニだけでなく、その死骸や糞も大きな一因なのです。

秋以降のダニ対策

秋に増えたダニの死骸を除去することがなにより重要です。

そのためには、まずは布団を丸洗い洗濯、掃除機をかけることがオススメです。

ただし、掃除機でダニを完全に排除することはできません。
布団乾燥機も、ダニを死滅させるのには有効ですが、あくまで「死滅」させるだけです。
しっかりと熱が全体に行きわたるように設置して使うことが重要なポイントです。

また、その後に掃除機をかけて死骸を吸い取ることもセットで行いましょう。

 

まとめ

ダニは季節によって繁殖形態や被害の原因も異なるのでそれらに合わせた対策が重要です。

  • 梅雨時期のダニ対策
    ダニ捕りシートの設置(約3ヶ月間は効果あり)
  • 秋前のダニ対策
    ダニ捕りシートの交換
  • 秋以降のダニ対策
    ダニの死骸や糞を除去する

というサイクルで回していくのが良いでしょう。

毎日、布団を天日干しできる家庭は限られますのでダニ捕りシートは手軽でおすすめです。

特に子供がいる家庭やペットがいるご家庭では、バルサンやダニアースなどのくん煙駆除剤が使えないためダニ捕りマットを利用しましょう。

ダニの死骸や糞はアレルギーを発症の原因ですから、治療費は高くなりますし、何よりも子供が一生辛い思いする可能性もありますから。